【S5最終13位、レート2163】勇往邁進ルカリオスタン【ポケモンSV】

 

 

こんにちは、せっきーです

SVシーズン5お疲れさまでした。

今期目標にしていた最終2桁&2100↑を達成することができたので記事にしてまとめたいと思います。

最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

↑個人的見た目100点。レンタルあります!

 

目次

コンセプト・構築経緯

ポケモン紹介

ルカリオ
ガブリアス
パオジアン
ウォッシュロトム
テツノドクガ
ミミッキュ

選出・きついポケモン

結果・終わりに

コンセプト

対面で殴り勝つ

対面+最低限のタイプ受けサイクルで数的有利をとりながら詰め切る

カイリュー入りへの回答を複数用意し、選出が歪まないようにする

好きなポケモンを使って勝利を目指す

構築経緯

使用率トップのカイリューに安定して勝てなければレートを稼ぐことができないと思ったため、相手の型や持ち物に依存せず環境に存在するカイリューに全対応できる動きを探したところ、ミトムのこだわりトリック+剣舞ミミッキュカイリューのメインウェポンすべてを半減以下に抑えながら機能停止にし、切り返すことができることに気づき、ミトム+ミミッキュから構築を組み始めた。カイリューに対して後投げから対応できるようにするかつ対面性能を維持したかったので、ミトムはこだわりメガネを持たせ、ミミッキュは汎用性のあるいのちのたまを持たせた。テラスタイプはミトムはハバカミと対面したときに打ち勝てるかつ耐性が優秀でカイリューの神速や逆鱗、妖テラバを半減できる鋼。ミミッキュはじゃれつくの火力を上げるためのフェアリー。

ミトムとミミッキュはコンセプト上、裏から投げることを想定しているので、初手に置いてテラス込みで打ち合える範囲の広いポケモンを探した。そこで、炎テラガブリアスであれば環境に多い初手パオジアンやハバタクカミに対面勝てるかつ、コノヨ展開や終盤増えていたウルガモス入りにイージーウィンできると思ったので採用。環境的に地面の通りがよかったことやミトムとのタイプ受けサイクルが成立する点も自身の構築とマッチしていた。持ち物はヘイラッシャの受けだしを何度も許さないようにでき、甘えるハバカミを地震連打で貫くことができるこだわりハチマキを持たせた。3匹とも終盤の環境にとても刺さっているポケモンであったため、そのまま軸にして残りの3匹で補完を考えることにした。

 

上記の3匹だとテツノツツミやスカーフ持ちの高速アタッカーがきつかったので初手置き適性の高いチョッキ持ちのアタッカーの採用を検討したところ、パオジアンであれば、テツノツツミのフリドラに対して後投げができ、テラス込みで襷がなくても対特殊アタッカーへの対面性能を確保できると思ったため4枠目に採用。テラスタイプは技範囲を最大限広げられ、鋼を半減できるかつ電磁波を無効化できる電気テラス。

 

ここまでで、フェアリーの一貫が気になったのと、スカーフイーユイやキノガッサがきつかったのでフェアリーの一貫を切ることができ、ガッサ+イーユイ入りの対面構築に投げれるポケモンを探した。そこで、スカーフイーユイに対面確実に勝てるかつ炎の舞やアシッドボムで対面的な動きから崩しも行えるS上昇ブーストエナジー持ちのテツノドクガが当てはまると思ったので5枠目に採用。テラスタイプはガッサやバレルの胞子の一貫を切れるかつサブウェポンの火力を上げられる草テラス。

 

この5匹だと相手のパオジアンに対して、テラスを切らずに対面的に戦えるポケモンミミッキュしかいなかったため、テラスを切らずにパオジアンを確実に対面処理できるポケモンが欲しかった。そこで、対パオジアンにおいてつらら怯みで対面負ける事故が起こらず、インファ神速で確実に対面勝つことができる相棒枠の襷ルカリオを採用。テラスタイプはハバカミをバレパンで一撃で落とせるよう鋼テラスとし構築が完成した。

 

シーズン序盤からこの並びを使い続け、環境の変化に合わせて微調整しながら構築の練度を極めた(終盤少しだけ血迷ってカバツキ使ってた)。

 

 

ポケモン紹介

 

ルカリオ@きあいのタスキ


特性:精神力
テラスタイプ:鋼
努力値:A252,D4,S252

実数値:145,178,90,X,91,142(左からHP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)
性格:意地っ張り(A↑C↓)

技構成:インファイトバレットパンチ、神速、地震

調整意図:

・ASぶっぱ

・ステロ+ブーエナツツミのドロポンの乱数意識で端数D

 

いつもの相棒枠。技構成はメインウェポンのインファイトとパオジアンに勝てるようにするために神速は確定。ハバタクカミや対ゴーストタイプを意識してバレパン、構築単位で重めなドクガやドオー、スタンパに入ってくるサーフゴーへの打点として地震を採用した。4災が追加されたことで過去一ルカリオを通しやすい環境になり選出できる試合も増えた。とはいえ決してスペックが高いポケモンではないので選出できる構築であるかどうかは慎重に判断していた。連敗を止める立役者になったり5位から潜ったサブロムの1位チャレで活躍したりしてなんだかんだ今期も頑張ってくれた。ルカリオと一緒に最終日2ROM瞬間1位2位、最終13位を達成できて本当にうれしかった!!この環境のルカリオはガチ。

選出率6位

 

ガブリアス@こだわりハチマキ

 

特性:鮫肌
テラスタイプ:炎

努力値:A252,B4,S252

実数値:183,182,116,X,105,169

性格:陽気(S↑C↓)
技構成:逆鱗、地震、テラバースト、アイアンヘッド

調整意図:

・ASぶっぱ

・パオ意識で端数B

 

今期の圧倒的MVP枠。炎テラスを採用することで対面性能と崩し性能の両立ができ、とても選出しやすかった。環境に地面技の通りがとてもよく、カイリュー入り構築もミトムとミミッキュでケアできており、相手カイリューにテラスを切らすことができれば鉢巻地震の一貫を作ることができるため裏にカイリューがいる可能性があっても積極的に地震を押していた。環境に一定数存在した電磁波持ちカイリューやサーフゴーへの回答にもなっており、まひに苦しむことはほとんどなかった。また、テラスを切れば鬼火もカットすることもでき、一方的にアドをとって勝ち切る試合も多かった。

選出率3位

 

パオジアン@とつげきチョッキ

 

特性:災いの剣

テラスタイプ:電気
努力値:H28,A236,B108,D4,S132

実数値:159,187,114,X,86,172
性格:意地っ張り(A↑C↓)
技構成:つらら落とし、ふいうち、テラバースト、聖なる剣

調整意図:

・無補正無振りディンルーの地震×2確定耐え

・意地ディンルーの妖テラバ75.0%耐え

・意地嘴カイリューの飛行テラバ~96.8%

・無補正4振りハバカミのムンフォ確定耐え(耐久振りブーエナハバカミを意識)

臆病ツツミのメガネドロポン~94.9%

・臆病イーユイの炎テラ放射を電気テラで確定耐え(特化は62.5%耐え)

・準速トドロクツキ抜き

・あまりA(11n)

 

4災の中で一番見た目が好きなポケモン。かっこよすぎる。技構成は一致打点かつ非接触のつらら落とし、スイープ性能の高いふいうち、範囲を広げるテラバ、イーユイなどの悪タイプに打つ聖剣で完結している。チョッキパオジアンが読まれることはほとんどなく、非常に通りが良かった。特にツツミとの対面で活きることが多く、ブーエナツツミのドロポンが最大でも6割程度しか入らないため、相手との認識のずれからイージーウィンを量産していた。終盤にウルガモスやHBミトムが増えたことで選出率はそこまで高くなかったが、選出した試合の勝率は高かった。

選出率4位

 

ウォッシュロトム@こだわりメガネ


特性:ふゆう

テラスタイプ:鋼
努力値:H252,B36,C196,D20,S4

実数値:157,X,132,165,130,107
性格:控えめ(C↑A↓)
技構成:ボルトチェンジハイドロポンプ、テラバースト、トリック

調整意図:

・意地パオジアンの鉢巻かみ砕く確定耐え

ステロ+意地カイリューの+1ノマテラ神速確定耐え

・臆病イーユイのメガネ悪波確定耐え

・鋼テラバーストでH116,D4振りハバカミ93.7%で落とせる

・あまりミラー意識のS

 

今期あまりにも刺さりすぎていた洗濯機。上位帯ではスカーフやゴツメが多かったことからメガネを考慮されることが少なく、とても通りが良かった。特に鋼テラバーストはハバカミや妖テラポケモンへの打点になったり、居座りながら打てる命中安定技としてとても重宝した。カイリューが裏から出てくる可能性があるときはHP管理を徹底し、カイリューをケアする必要がない場合は荒らし要因として雑に扱った。ドロポン外しはどうしてもケアできないため、できるだけドロポンを打たなくて済むような対戦にすることを常に心がけていた。メガネミトムだけで対ディンルー入りへの崩しを2通り用意できるため、ディンルー入りのスタンパ相手には高い勝率を出すことができた。

選出率2位

 

テツノドクガ@ブーストエナジー

Eisenfalter

特性:クォークチャージ 
テラスタイプ:草
努力値:H76,B148,C76,D4,S204

実数値:165,X,99,170,131,171

性格:臆病(S↑A↓)

技構成:炎の舞、ヘドロウェーブ、アシッドボム、エナジーボール

調整意図:

・意地カイリューのノマテラ鉢巻神速93.7%耐え

・H4振りカイリューに呪いダメ×2+ヘドウェで乱数53.5%

・アシッドボム+ヘドウェでH228,D4振りイーユイを99%で落とせる

アシッドボム+ヘドウェでH4振りカイリュー確定一発(H244,D4振りカイリューも乱数64%で落とせる)

・最速ガブ抜き+1(特攻の数値+1)

 

パラドックスポケモンの中で一番好きなポケモン。フェアリー技を1/4に抑えることができるかつ炎毒草の広い技範囲がとても優秀。有利対面を作った後、相手のカイリューや半端な受けポケの後投げを許さないためにアシッドボムを採用したが、S上昇ドクガだと不足しがちな火力をアシッドボムで補うことができ、とても相性が良かった。実際、テツノドクガに対して後投げしてくるカイリューを無限回カモってた。また、C上昇とDダウンの2通りの崩し方があるので天然入りや蝶舞ガモスを破壊できる点もよかった。チョッキディンルーやサイコショック持ちのハバカミが増えたことでシーズン終盤の選出率は控えめであったが、構築としての補完の役割を完璧に果たしてくれた。

選出率5位

 

ミミッキュ@いのちのたま

特性:化けの皮
テラスタイプ:フェアリー 
努力値:H36,A236,B100,D4,S132

実数値:135,154,113,X,126,133 
性格:意地っ張り(A↑C↓)
技構成:かげうち、じゃれつく、剣舞、呪い

調整意図:

皮ダメ+珠ダメ+特化パオジアンのふいうち確定耐え

皮ダメ+陽気パオジアンのつらら落とし確定耐え(特化は62.5%耐え)

・意地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え

・陽気珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ×2+かげうちを93.8%耐え

・皮ダメ+臆病イーユイの放射93.8%耐え

皮ダメ+珠ダメ+臆病ツツミのドロポン確定耐え

・準速カイリュー抜き

・あまりA(11n)

・皮ダメ最小効率

 

対面構築を使うにおいて外すことのできない最強ポケモン。高い対面性能を持ちながら、剣舞での崩しや呪いでの積み展開のストッパーなど幅広い活躍ができた。対パオジアンを想定したときにつらら怯みで無償突破される展開があまりにもディスアドバンテージだったため、一度ひるんでも襷パオジアン相手に確実に行動できるよう耐久に努力値を割いた。結果的に対パオだけでなくツツミやイーユイにも高確率で相打ち以上をとることができるようになったので大正解だった。選出率9割の構築の要。なんやかんやのミミッキュ本当に最強。

選出率1位

 

 

選出

基本選出その1

困ったらこの選出。ガブに初手テラスを切ってもミトムミミとのタイプ補完を維持できているため、テラス切った後も柔軟な立ち回りができる。プレイング次第で拾える範囲が一番広い選出であり、毎ターンの技選択に魂込めてた。

明らかなステロ展開の構築相手にもこの選出をしていた。

最終日はこの選出をした時が一番勝率が高かった。

 

基本選出その2

or

ガブミトムでの崩しやタイプ受けサイクルが難しいと感じた時、ステロ撒きがおらず対面的に打ち合えそうなときの基本選出。初手パオジアンで対面的に打ち合いミミドクガ(ルカリオ)でスイープするのでかなり対面的な動きになる。

この選出パターンも多く、一定の勝率を維持できた。

 

その他色々な選出パターンがあったが、初手置きはから選ぶようにしていた。

 

選出する際に気を付けたこと

テラスを切った後に弱点が被る選出は極力避け、した場合はテラスを切るタイミングを慎重に見極める(例:ガブミミドクガの選出で初手ハバカミと対面したとき、普通ならテラスを切って数的有利をとりに行く。しかし、テラスを切ると地面の一貫がすさまじくなるので裏に地面タイプのアタッカーがいる可能性がある場合は、一度ドクガに引いてプランを立て直すなど)

パオジアンとガブリアスの同時選出を極力避ける(どちらもテラスタル前提で行動保証のあるポケモンなのでどちらか一方が腐ることが多い。どちらも絶対に腐ることがない場合のみ同時選出可能)

この二つだけは徹底していた。

 

きつかったポケモン

:あまりにきつすぎる。特にプレイヤーレベルの高い相手だと崩しきれずどうにもならないことが多い。ガブの鉢巻炎テラで相手のテラスを誘発してからミトムを絡めたサイクルでごまかすのが限界。最終日当たった炎テラバみがわりチオンジェンは天才過ぎて歯が立たなかった。チオンジェン入りのサイクルへの回答を明確にできたら最終1桁を目指せたのかもしれない。

:特に鬼火持ちがきつい。物理アタッカーが軒並み機能停止になり、鬼火ケアで炎テラを切ってもドロポンが抜群になるので相手するのが本当に難しかった。ルカリオ+パオorミミの役割集中で無理やり倒すか、ガブミトムのサイクルで頑張って削るしかなかった。

:胞子の一貫があるためドクガの選出を強要される。ミトムのボルチェン+ガブのテラバでも処理はできるが、初手投げしてくるHBバレルはお手上げ。最終日一度も当たらず助かった。

:ミトムとミミッキュが完全に止まり、ドクガもテラスを切らないと対面負ける。しかもパオジアンとガブリアスの同時選出はしないため、ルカリオ+ガブorパオ@1の選出をするか、ある程度割り切って基本選出でどうにかするしかない。

 

 

結果

TN せっきー 最終13位

TN 波導の勇者 最終85位

TN ブラウグラナ 最終93位

 

↓最終日朝5時時点

 

終わりに

今期は本気で勝ち切りたかったため、他の趣味の時間を削ってまでポケモンと向き合い続けました。

一戦一戦を大事にしてなぜ負けたのか、原因はプレミなのか、選出ミスなのか、構築の欠陥なのか、運負けなのかを自分の中で分析と改善策の捻出を徹底していました。目標は最終2桁&2100でしたが、まさかここまで勝てるとは思ってなかったのでとてもうれしかったです。

上位勢の方がいつも仰っている言語化の大切さを改めて理解することができたと同時に、最上位勢との差も身をもって体感しました。とはいえ、SVのシーズン1で最終6427位だったことを考えると自身の成長を感じることができたので本当に良かったです。

このまま一発屋で終わることのないように慢心せず、新たな目標に向かってまた一からポケモンを頑張りたいと思います

ここまで読んでいただきありがとうございました!

何か質問やコメントなどがあれば@pkmn_YS1224まで!

 

special thanks

・最終日最後まで一緒に戦ってくれたSEKI君、TDさん、スターライトさん

・最後まで応援し続けてくれたインペルダウン組のみんな

・今期一緒に環境考察してランクマに取り組んだところてん鯖のぶるーさん、vanさん、Cygnusさん、破滅さん

Twitterで応援してくださった皆様。TLでの応援コメントほんとに励みになりました。

 

 

 

 

 

おまけ

今期ポケモンを頑張るために使ったバトメモというアプリ。対戦の記録やデータを可視化できるので、おすすめです。

↑〜4/27はvs3桁後半以上、4/28〜はvs3桁前半以上の対戦メモを記録してた。

↓こんな感じでメモして選出率とか勝率を見たりして構築の改善を繰り返してた。

 

4/28~カイリューが選出された時の勝率↓